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自然と人間を行動分析学で科学する: 日本心理学会第77回大会チュートリアルワークショップのフォローアップ(その2)「極めて低頻度で起こる問題行動」について を見て [メール投稿]

自然と人間を行動分析学で科学する: 日本心理学会第77回大会チュートリアルワークショップのフォローアップ(その2)「極めて低頻度で起こる問題行動」について
 「一年に一回とか、極めて稀に、発作的に起こってしまう行動は、どのように測定できますか?」というご質問をいただきました。具体的には、万引きとか、盗撮だそうです。

 一年に一回のような定期的ではないのだが、発作的に起こってしまう行動として「自殺」が思いついた。「自殺」では手段がたくさんあって漠然としているので、行動分析学的には様々な手法の中の一つの手段について調べるのだろうが…。
 それで、著者の回答は「未遂に終わった行動の頻度を測ること」だったらしい。その後に万引きを例にして書いてあるのだが、『そもそも「一年に一回とか、極めて稀に、発作的に起こってしまう行動」なんてあり得るのだろうか?という疑問』が生じたらしく、万引きや盗撮については同じような疑問が生じた。ただ、「自殺」に関しては成功するのは一生に一度だけ。行動が変わったかどうか確認するも何も確認しようがない。「自殺企図」ならば確認できる。行動分析学的な介入で変わるかどうか分からないが、「未遂に終わった行動」でもある。「自殺企図」の前に「自殺念慮」があるだろうが、それならば高頻度である。どのような介入で「自殺企図」や「自殺念慮」が減るのか分からないが、とにかく、発作的に起こってしまう行動として「自殺」が思いついた。
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